炎上したブレンディのCMを振り返って ~あれは○○だったらよかった~
乗り遅れましたが、ブレンディのCM、荒れましたね。例の牛のやつ。
当時(と言ってもひとつきほど前なのですが)ツイッターで流れてきたまとめサイトか何かを見て事態を知り、問題の動画を見ました。
強烈…!凄い…!
というのが私の感想でした。
叩かれていたような嫌悪感はありませんでした。
現代社会の圧力みたいなテーマを、心にずしんとくる形でえがいた、凄まじい作品だと思ったのです。
で、なんでこんなに炎上したのかな?と考えて、すぐ腑に落ちました。
この動画がCMだからです。
私は最初うっかり、有名テレビ番組『世にも奇妙な物語』の感覚でこの動画を見ていたのです。
企業・商品のCMとしてではなく、あくまでもひとつの作品・物語、といった気分で。
だから、「すげえモノがきた!」みたいなテンションだったのですね。
この作品自体は、現代社会の闇を風刺したドギツイもの。
成功・失敗。
社会の歯車。
本当に必要かどうか、更に報われるかどうかもわからない努力。
理不尽でゲスなオトナがいる社会に向かっていくこと。
みたいな、現代の若者の多くが苦しんでいるものが詰まっているんです。
そりゃあトラウマレベルで心に刻まれますよ!
そういう意味ではいい作品なんです。
しかし、これはCMです。
企業・商品を売り出すためのもの。
そういう意味で考えるとどうだろう?
ちっともよくないね!
お、今度ブレンディ飲もうかな♪なんてならないもの。
寧ろ、この会社って、こんなかんじなの…?って、ドン引きしちゃう。
だから炎上したんですね。
やー、
これが『世にも奇妙な物語』のお話だったらどんなに素晴らしかったか!
今回のブレンディCM炎上について上手く考察されているのが、
http://mistclast.hatenablog.com/entry/2015/10/03/163446
Mistir様のこちらのブログ。
読みながら首を縦にブンブン振っておりました。
というか、殆ど同意で、丁寧にまとめられた考察に凄く刺激を受けたので、私のこの記事はかなりMistir様の文章に引っ張られております。勝手に失礼しました。
はー、自分のブログのタイトル通り、私も自分のあたまの中身を言語化してまとめられるように、もっともっと頑張らなくちゃなー。
ぐんない☆